コメディマジック「サムカフスからの脱出」

Escape
子供が気づいてくれない

先日紹介した「親指手錠が消えるマジック」と同じサムカフスを使ったマジックですが、こちらはかなりコミカルになっています。
マジシャンは親指を絞める小さな手錠、サムカフスを装着。アシスタントにしっかりと締めてもらいます。次に、手首を覆うようにハンカチを被せてもらうのですが、「もうちょっとこっちがいいかな」と右手を出してハンカチの位置を直してしまいます。そうです。この時点でマジシャンは難なくサムカフスから脱出しているのです。この調子でマジックは続き、最後はサムカフスが消えてしまいます。
アシスタントの小さな女の子が、途中で脱出していることに気がついていないのもまた面白いですね。

親指手錠が消えるマジック

Thumb Cuff Magic
脱出ではなく消失？

マジシャンが取り出したのは「サムカフス」。小さな手錠のようなもので、両手の親指を固定します。マジシャンは自らサムカフスをはめて、アシスタントにしっかりと固定してもらいます。そして両手をハンカチで覆いますが、やがてハンカチはマジシャン自身の手で取り除かれます。マジシャンは親指を脱出させただけではなく、サムカフス自体を消してしまいました。

スポンジのウサギ「ミスターラビット」

Magic Trick: Sponge Rabbits
定番のスポンジマジック

マジシャンが持っているのは小さな赤いスポンジ製のウサギ。１匹持って手のひらでこすると、分裂して２匹になりました。２匹のうち１匹を自分で握り、もう１匹を観客にしっかりと握ってもらいます。おまじないをかけて指を鳴らすと、マジシャンの手からウサギが消えて、観客の手から２匹出てきます。今度はその２匹を観客に握ってもらいますが、指を鳴らすと３匹になります。次にマジシャンは不格好なニンジンを取り出し、観客の手から１匹のウサギを取ります。ウサギがニンジンを食べると、ジャンボウサギに成長します。「ニンジン」には少し無理がある気がしますが、面白い演出ですね。

２本の輪ゴムがつながる

輪ゴムの怪
突然輪ゴムがつながる

以前、[不可能なつながり方をする輪ゴムマジック]という輪ゴムマジックを紹介しましたが、「人生もマジック」さんが、同じようなマジックを紹介していました。「人生もマジック」さんの方が鮮やかにつながっていますね。「何かした」という場面がなく、唐突につながってしまったように見えます。
「人生もマジック」さんは他にもたくさんのマジックを実演し、動画で公開していらっしゃいます。

鏡に映っているのに消えるバナナ

The Mirror
これもカメラトリック？

「コルクが浮くマジック？　いいえ、カメラトリックです。」と同じ人による動画。
壁に鏡が立てかけられ、その前には書籍、バナナ、コップ、マグカップ、ペンが置いてあります。どれを手にとっても、鏡の中に怪しい動きはありません。しかし、書籍の上に乗ったバナナを手で覆い、そっと手を離すと、鏡にはバナナが映っているのに、手前のテーブルからはバナナが消えてしまいます。
鏡に仕掛けがあるのか、マルコ・テンペストのようなカメラトリックなのか、あるいは映像編集なのか。謎を見破るよりも、マジックで同じ現象を起こすにはどうすればよいか、カメラトリックならどう作るか、と考えていくのも楽しいですね。

コミカルな手錠脱出マジック

Comedy Houdini Escape
コメディマジック

「紙玉のコメディ」のような面白マジックです。
マジシャンは観客の１人をアシスタントとしてステージに上げます。そして手錠を取り出し、アシスタントに仕掛けが無いことを確認してもらいます。マジシャンは後手に手錠を付け、アシスタントにしっかりと鍵を閉めてもらいます。アシスタントを横に立たせたマジシャンは「次はこれをつけて」と右手で道具を渡します。あまりにも自然な動きですが、この瞬間にあっさりと手錠から脱出していることが分かり、観客は爆笑。その後も、アシスタントが見ていない時はちょこちょこと脱出します。
不思議さよりも面白さが先行するコメディマジック。こういうのも楽しいですね。

燃えたペーパータオルが復活

The Burning Paper Towel
焦げ跡もなし

マジシャンが持っているのはペーパータオル。キッチンで活躍する厚くて丈夫な紙です。１枚取って、やや丸めて握ったら、こぶしから出た先端部分にライターで火を着けます。先端が燃え尽きたら火を消し、ペーパータオルを広げます。しかし、ペーパータオルには焦げ跡ひとつありません。燃えたペーパータオルが見事に復活しました。