お面で体験、錯視トリック

Charlie Chaplin Optic Illusion
分かっていても見えてしまう

チャップリンのお面が、時計回りにゆっくりと周っています。ここまでは何の不思議もありません。しかし、お面の裏側が見えたと単に、我々の脳は映像の処理を誤ります。ほら、今度は肌色一色のチャップリンが反時計回りに周りだしました。これは「人の顔は出っ張っている」という先入観があるために、裏側を見てもくぼみではなく出っ張りを再現してしまうのです。有名な「見つめ続けるドラゴン」と似たようなものですね。

歩くと体の大きさが変わる「エイムズの部屋」

Ames Room Illusion
手前に来ると大男になる

部屋の中に２人の男性がいます。奥の男性は普通ですが、手前の男性は天井に頭が着きそうなほどの大男です。しかし、２人の男性が歩み寄ると奥の男性は体が大きくなり、手前の男性はどんどん縮んでいきます。立ち居地を入れ替わると、先ほどの大男は普通サイズになり、手前に来た男性は天井に届くほどの大男になってしまいます。
これは「エイムズの部屋」とよばれる錯覚を利用した部屋ですね。

見る位置を変えると絵が動くトリックアート

Trick-picture
まるで立体

カメラの前にあるのは１枚の絵。しかし、ただの絵ではないようです。どこかの街並みを描いた絵ですが、見る人が位置を変えると、それにあわせて絵のアングルも変化します。

星型のスタンプで巨大な絵を描く

Saddam hung on a T-shirt. Giving away the shirts.
キャンバスはＴシャツ

白いＴシャツを四角く畳んだものを壁一面に並べ、巨大なキャンバスを作っています。赤い塗料で星型のスタンプを捺していくアーティスト。ランダムに捺しているようでいて、実は計算しています。キャンバスが赤い星で埋め尽くされるにつれ、濃淡により巨大な絵が浮かび上がります。最後はＴシャツを壁から外して着ています。

凍らせたワインで絵を描く

House Wine - Goodbye Art
融けたら乾杯

底が浅い長方形の容器に注いだワインを凍らせてから、ハンダゴテのようなもので要らない部分を溶かしながら削っていきます。削り終わったら、空白部分に別の液体を注ぎ、再び凍らせます。完全に凍ったら室内へ。美しい作品を鑑賞できるの時間は短く、絵はやがて溶けて崩れてしまいます。

水を吐いて路上に絵を描く「Spit Art」

Spit Art
乾けば消える絵

路上でスケッチブックに絵を書いている男性。構想がまとまるとスケッチブックを放り投げ、作品づくりを開始します。使う道具はペットボトルの水と自分の体のみ。口に含んだ水を吐き出して、路面に絵を描いていきます。道路を使ったダイナミックな作品ながら、時間が経てば乾いて消えてしまうはかなさもある、ちょっと変わったアートです。

Ilana Yahav氏の砂絵アート「Love 2008」

Happy New Year - 2008
Ilana Yahav氏

ばら撒いた砂に指で跡をつけて絵を描いていくサンドアートのIlana Yahav氏が新年を祝う作品「Love 2008」を公開しています。
ハート型の影を持つ男。美しい女性に愛を囁き、２人は音楽に合わせて踊ります。大輪のバラが咲き、平和の象徴である２羽の鳩で幕を閉じる、美しい物語になっています。
２００８年が愛と平和の年になりますように。