１人だけが不思議な思いを味わう楽しいマジック「紙玉のコメディ」

Magic Monty performing the paperballs over the head
ペーパーボールオーバーザヘッド

これまでにも何度か紹介していますが、好きなマジックなのでまた紹介します。
マジシャンは観客の中から１人を選んで、みんなの前に出てきてもらいます。普通のマジックではこうして呼ばれた観客はアシスタントを勤めつつ、他の観客と一緒に目の前で起こる不思議な現象に驚くのですが、このマジックでは不思議な体験をするのは前に呼ばれた観客１人。他の観客にはトリックがまる見えで、前に呼ばれた観客が不思議がる様子がコメディショーのようになります。
一度見ればトリックは分かるのですが、演じ方というか観客とのコミュニケーションの取り方が非常に難しく、おいそれと真似できるものではありませんね。

胸に塗った灰が選んだカードを当てるマジック

Harry Houdenne Magic: What an Ash?
腕でやるのが一般的です

マジシャンはトランプを広げ、観客にカードを１枚選んでもらいます。観客は選んだカードのマークと数字を紙に書きます。もちろんマジシャンには見せません。マークと数字を書いた紙は折りたたんで灰皿に入れられ、燃やされてしまいます。マジシャンは灰を手に取ると、シャツをめくって胸に灰を塗ります。すると、胸についた灰が観客の選んだカードの数字とマークを当ててしまいます。

指輪マジックの詰め合わせ

Ring Manipulation Magic
１つだけでもマスターしたい

複数の指輪マジックを次々披露してくれる動画です。
始めは、抜いた指輪が一瞬で指に戻ったり、指輪が指から指へとジャンプしたり、という瞬間移動系のマジックが続きます。次にロープを取り出して指輪に通しますが、ロープからするりと抜けたり一瞬でロープとつながったりします。

消えたカードがレモンの中から現れるマジック

Birthday Party Magic*card in lemon*
カードインレモン

マジシャンはトランプを取り出し、カードを弾きながら観客にストップをかけてもらいます。選ばれたカードを観客に見せた後、カードを戻して指を鳴らします。表を上にして観客の前にカードを１枚ずつ置いていきますが、たった今選ばれたはずのカードがありません。マジシャンはカードを片付けると、ポケットからナイフを取り出します。そしてテーブルに置いてあったレモンを手に取ると、ナイフでレモンを切ります。すると、レモンの真ん中に筒状に丸められたカードが入っています。もちろん、観客が選んだカードです。

ロープが身体や頭を貫通するマジック

Jimmy Fingers' original Rope through body
色んなところを貫通します

マジシャンは１本のロープを取り出し、体の後ろに回します。両端を左右の手でしっかりと持ち、思い切り前に引っ張るとロープが身体をすり抜けてしまいます。一瞬で終わるマジックかと思いきや、今度は背中からお腹にロープを通します。さらにロープは頭まで貫通してしまいます。マジックをちょっと知っている人なら最初の貫通で「あのトリックかな」と思い浮かぶものがあるでしょうが、後半は見事にそれを裏切ってくれますね。

紙袋の中でコーラが消えたり現れたりするマジック

Bottle and Bag
本当の驚きは最後に

マジシャンは紙袋からコーラの瓶を取り出します。袋を逆さまにして空っぽであることをアピールしたら、瓶を袋に戻します。おまじないをかけて、指を鳴らすマジシャン。「コーラは消えました」と紙袋から取り出したのは空になったコーラの瓶です。この時点で観客から微妙なざわめきが聞こえます。マジシャンは再び瓶を袋に入れると、こんどはコーラを元通りにしてみせます。観客のざわめきは大きくなりますし、動画を見ている我々もなーんとなく何かを考えてしまいます。しかし、マジシャンはコーラの瓶を紙袋に戻すと、いきなり袋をグシャグシャと丸めてしまいます。トリックを見破ったつもりでいた観客はここで大きく驚くことになります。マジシャンの「どや顔」もいいですね。

裁断機風のギロチンを使ったマジック

Magic Arm Chopper by Wisconsin Magician Bruce Hetzler
女の子の表情がいい

観客をステージに上げたマジシャンが用意したのは、小型のギロチン。刃が落ちるタイプではなくハンドルで操作します。まずは小さい穴にニンジンを入れて切断してみせます。そして観客の腕を通して固定。さんざん焦らしてから一気に刃を降ろしますが、ニンジンは切れても観客の腕は傷一つありません。